2016年04月01日

園だより

平成28年度が始まりました。よろしくお願いします。

今年度より、当園在園利用者向けの「園だより」をリニューアルしました。全体・各クラス・保健・給食の8ページ編成で、当園の「保育」を利用者全家庭に全面カラーでお届けします。限られた紙面ですが、写真などを有効に活用して「読みたくなる園だより」になるようにしていきますのでお楽しみにしてください。

なお、ウェブサイト(http://www.wakatake-kanae.com)にも掲載しますが、閲覧には利用者限定のパスワードが必要です。紙面で配布します平成28年度4月号に記載してありますので参照してください。ただし、編集・印刷は不可となっています。
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2016年02月22日

「かなえメソッド」の郵送について

 「かなえメソッド」の刊行から2週間弱ですが、早々に好評をいただいています。特に保育関係者からの反響が大きく、専門職としての手応えを感じているところです。

 郵送希望も多くいただいていますが、同時にご質問など問い合わせも多くなっていますので、あらためてQ&A方式でご案内します。

Q1. 「かなえメソッド」とは何ですか?
A1. わかたけかなえ保育園の保育方針や保育活動の特徴を記した紹介冊子です。

Q2. 「かなえメソッド」の大きさは?
A1. A4版・28頁(表紙別)で、厚さは約2ミリ、重さは約100グラムです。

Q3. お値段は?
A3. 無料です。

Q4. どこで手に入りますか?
A4. わかたけかなえ保育園のみで配布していますが、郵便で受け取ることもできます。

Q5. 郵便で送ってもらいたいのですが?
A5. 返送用の封筒を、わかたけかなえ保育園(〒174-0071 東京都板橋区常盤台3-12-15)までお送りください。返送用の封筒は「角型2号」(A4が折らずに入る大きさ)で、返送先の郵便番号・住所・氏名を記入の上、下記の郵便料金分の切手を貼ってください。
(定型外郵便)150グラム以内=205円 250グラム以内=250円 500グラム以内=400円 ※3冊以上の場合はレターパックの方が郵便料金が安いです。

Q6. 1人何冊までもらえますか?
A6. できる限り多くの方に手に取ってもらいたいので、原則として1家庭1冊までとなります。なお、「田舎のおばあちゃんに見せたい」「職場の友達にも紹介したい」「子どもが破いてしまった…」などがありましたら、必要な分だけお持ちいただいて構いません。

Q7. データ版はもらえますか?
A7. 申し訳ございませんが、お渡しできません。


以上、たくさんありますがご確認いただけると助かります。

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2016年02月10日

「かなえメソッド」を刊行しました

 間もなく開設から丸5年となるわかたけかなえ保育園。その保育活動を、具体的に、専門的に、科学的に紹介していこうと、広報誌「かなえメソッド」を作成しました。利用者や来園された方などに広く配布していくものですが、ご希望がありましたらどなたにでもお渡しすることができます。

 ご希望の方は、【宛先を記入済み】【205円の切手を貼付済】の【角型2号封筒(A4が折らずに入る大きさ)】を当園まで郵送くだされば、すぐに返送するようにいたします。いろいろな方にお手に取っていただければ幸いですので、ぜひご一報ください。

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2015年08月15日

天皇陛下のおことば

戦没者を追悼し、平和を記念する日にあたり、全国戦没者追悼式に臨み、先の大戦においてかけがえのない命を失った数多くの人々と、その遺族を思い、深い悲しみを新たにいたします。

終戦以来、すでに70年。戦争による荒廃からの復興、発展に向け、払われた国民からの弛みない努力と、平和の存続を切望する国民の意識に支えられ、我が国は今日の平和と繁栄を築いてきました。

戦後という、この長い期間における国民の尊い歩みに思いを致すとき、考えは誠に尽きることがありません。

ここに過去を顧み、先の大戦に対する深い反省とともに、今後、戦争の惨禍が再び繰り返されぬことを切に願い、全国民とともに、戦陣に散り、戦禍に倒れた人々に対し、心から追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります。
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戦後70年談話

 8月は私たち日本人にしばし立ち止まることを求めます。今は遠い過去なのだとしても、過ぎ去った歴史に思いをいたすことを求めます。

 政治は、歴史から未来への知恵を学ばなければなりません。戦後70年という大きな節目にあたって、先の大戦への道のり、戦後の歩み、20世紀という時代を振り返り、その教訓の中から未来に向けて、世界の中で日本がどういう道を進むべきか、深く思索し、構想すべきである、私はそう考えました。

 同時に、政治は歴史に謙虚でなければなりません。政治的、外交的な意図によって歴史がゆがめられるようなことは決してあってはならない、このことも私の強い信念であります。

 ですから談話の作成にあたっては、21世紀構想懇談会を開いて、有識者のみなさまに率直、徹底的なご議論をいただきました。それぞれの視座や考え方は、当然ながら異なります。しかし、そうした有識者の皆さんが熱のこもった議論を積み重ねた結果、一定の認識を共有できた、私はこの提言を歴史の声として受け止めたいと思います。そして、この提言のうえにたって歴史から教訓をくみ取り、今後の目指すべき道を展望したいと思います。(以上、記者会見での冒頭発言)

     ◇

 終戦七十年を迎えるにあたり、先の大戦への道のり、戦後の歩み、二十世紀という時代を、私たちは、心静かに振り返り、その歴史の教訓の中から、未来への知恵を学ばなければならないと考えます。

 百年以上前の世界には、西洋諸国を中心とした国々の広大な植民地が、広がっていました。圧倒的な技術優位を背景に、植民地支配の波は、十九世紀、アジアにも押し寄せました。その危機感が、日本にとって、近代化の原動力となったことは、間違いありません。アジアで最初に立憲政治を打ち立て、独立を守り抜きました。日露戦争は、植民地支配のもとにあった、多くのアジアやアフリカの人々を勇気づけました。

 世界を巻き込んだ第一次世界大戦を経て、民族自決の動きが広がり、それまでの植民地化にブレーキがかかりました。この戦争は、一千万人もの戦死者を出す、悲惨な戦争でありました。人々は「平和」を強く願い、国際連盟を創設し、不戦条約を生み出しました。戦争自体を違法化する、新たな国際社会の潮流が生まれました。

 当初は、日本も足並みを揃(そろ)えました。しかし、世界恐慌が発生し、欧米諸国が、植民地経済を巻き込んだ、経済のブロック化を進めると、日本経済は大きな打撃を受けました。その中で日本は、孤立感を深め、外交的、経済的な行き詰まりを、力の行使によって解決しようと試みました。国内の政治システムは、その歯止めたりえなかった。こうして、日本は、世界の大勢を見失っていきました。

 満州事変、そして国際連盟からの脱退。日本は、次第に、国際社会が壮絶な犠牲の上に築こうとした「新しい国際秩序」への「挑戦者」となっていった。進むべき針路を誤り、戦争への道を進んで行きました。

 そして七十年前。日本は、敗戦しました。

 戦後七十年にあたり、国内外に斃(たお)れたすべての人々の命の前に、深く頭(こうべ)を垂れ、痛惜の念を表すとともに、永劫(えいごう)の、哀悼の誠を捧げます。

 先の大戦では、三百万余の同胞の命が失われました。祖国の行く末を案じ、家族の幸せを願いながら、戦陣に散った方々。終戦後、酷寒の、あるいは灼熱(しゃくねつ)の、遠い異郷の地にあって、飢えや病に苦しみ、亡くなられた方々。広島や長崎での原爆投下、東京をはじめ各都市での爆撃、沖縄における地上戦などによって、たくさんの市井の人々が、無残にも犠牲となりました。

 戦火を交えた国々でも、将来ある若者たちの命が、数知れず失われました。中国、東南アジア、太平洋の島々など、戦場となった地域では、戦闘のみならず、食糧難などにより、多くの無辜(むこ)の民が苦しみ、犠牲となりました。戦場の陰には、深く名誉と尊厳を傷つけられた女性たちがいたことも、忘れてはなりません。

 何の罪もない人々に、計り知れない損害と苦痛を、我が国が与えた事実。歴史とは実に取り返しのつかない、苛烈(かれつ)なものです。一人ひとりに、それぞれの人生があり、夢があり、愛する家族があった。この当然の事実をかみしめる時、今なお、言葉を失い、ただただ、断腸の念を禁じ得ません。
 これほどまでの尊い犠牲の上に、現在の平和がある。これが、戦後日本の原点であります。

 二度と戦争の惨禍を繰り返してはならない。

 事変、侵略、戦争。いかなる武力の威嚇や行使も、国際紛争を解決する手段としては、もう二度と用いてはならない。植民地支配から永遠に訣別(けつべつ)し、すべての民族の自決の権利が尊重される世界にしなければならない。

 先の大戦への深い悔悟の念と共に、我が国は、そう誓いました。自由で民主的な国を創り上げ、法の支配を重んじ、ひたすら不戦の誓いを堅持してまいりました。七十年間に及ぶ平和国家としての歩みに、私たちは、静かな誇りを抱きながら、この不動の方針を、これからも貫いてまいります。

 我が国は、先の大戦における行いについて、繰り返し、痛切な反省と心からのお詫(わ)びの気持ちを表明してきました。その思いを実際の行動で示すため、インドネシア、フィリピンはじめ東南アジアの国々、台湾、韓国、中国など、隣人であるアジアの人々が歩んできた苦難の歴史を胸に刻み、戦後一貫して、その平和と繁栄のために力を尽くしてきました。

 こうした歴代内閣の立場は、今後も、揺るぎないものであります。

 ただ、私たちがいかなる努力を尽くそうとも、家族を失った方々の悲しみ、戦禍によって塗炭の苦しみを味わった人々の辛(つら)い記憶は、これからも、決して癒えることはないでしょう。

 ですから、私たちは、心に留(とど)めなければなりません。

 戦後、六百万人を超える引き揚げ者が、アジア太平洋の各地から無事帰還でき、日本再建の原動力となった事実を。中国に置き去りにされた三千人近い日本人の子どもたちが、無事成長し、再び祖国の土を踏むことができた事実を。米国や英国、オランダ、豪州などの元捕虜の皆さんが、長年にわたり、日本を訪れ、互いの戦死者のために慰霊を続けてくれている事実を。

 戦争の苦痛を嘗(な)め尽くした中国人の皆さんや、日本軍によって耐え難い苦痛を受けた元捕虜の皆さんが、それほど寛容であるためには、どれほどの心の葛藤があり、いかほどの努力が必要であったか。

 そのことに、私たちは、思いを致さなければなりません。

 寛容の心によって、日本は、戦後、国際社会に復帰することができました。戦後七十年のこの機にあたり、我が国は、和解のために力を尽くしてくださった、すべての国々、すべての方々に、心からの感謝の気持ちを表したいと思います。

 日本では、戦後生まれの世代が、今や、人口の八割を超えています。あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません。

 しかし、それでもなお、私たち日本人は、世代を超えて、過去の歴史に真正面から向き合わなければなりません。謙虚な気持ちで、過去を受け継ぎ、未来へと引き渡す責任があります。

 私たちの親、そのまた親の世代が、戦後の焼け野原、貧しさのどん底の中で、命をつなぐことができた。そして、現在の私たちの世代、さらに次の世代へと、未来をつないでいくことができる。それは、先人たちのたゆまぬ努力と共に、敵として熾烈(しれつ)に戦った、米国、豪州、欧州諸国をはじめ、本当にたくさんの国々から、恩讐(おんしゅう)を越えて、善意と支援の手が差しのべられたおかげであります。

 そのことを、私たちは、未来へと語り継いでいかなければならない。歴史の教訓を深く胸に刻み、より良い未来を切り拓いていく、アジア、そして世界の平和と繁栄に力を尽くす。その大きな責任があります。

 私たちは、自らの行き詰まりを力によって打開しようとした過去を、この胸に刻み続けます。だからこそ、我が国は、いかなる紛争も、法の支配を尊重し、力の行使ではなく、平和的・外交的に解決すべきである。この原則を、これからも堅く守り、世界の国々にも働きかけてまいります。唯一の戦争被爆国として、核兵器の不拡散と究極の廃絶を目指し、国際社会でその責任を果たしてまいります。

 私たちは、二十世紀において、戦時下、多くの女性たちの尊厳や名誉が深く傷つけられた過去を、この胸に刻み続けます。だからこそ、我が国は、そうした女性たちの心に、常に寄り添う国でありたい。二十一世紀こそ、女性の人権が傷つけられることのない世紀とするため、世界をリードしてまいります。

 私たちは、経済のブロック化が紛争の芽を育てた過去を、この胸に刻み続けます。だからこそ、我が国は、いかなる国の恣意(しい)にも左右されない、自由で、公正で、開かれた国際経済システムを発展させ、途上国支援を強化し、世界の更なる繁栄を牽引(けんいん)してまいります。繁栄こそ、平和の礎です。暴力の温床ともなる貧困に立ち向かい、世界のあらゆる人々に、医療と教育、自立の機会を提供するため、一層、力を尽くしてまいります。

 私たちは、国際秩序への挑戦者となってしまった過去を、この胸に刻み続けます。だからこそ、我が国は、自由、民主主義、人権といった基本的価値を揺るぎないものとして堅持し、その価値を共有する国々と手を携えて、「積極的平和主義」の旗を高く掲げ、世界の平和と繁栄にこれまで以上に貢献してまいります。

 終戦八十年、九十年、さらには百年に向けて、そのような日本を、国民の皆様と共に創り上げていく。その決意であります。

     ◇

 (談話を読み上げ後)以上が私たちが歴史から学ぶべき未来への知恵であろうと考えております。冒頭私は、21世紀構想懇談会の提言を歴史の声として受け止めたいと申し上げました。

 同時に私たちは歴史に対して謙虚でなければなりません。謙虚な姿勢とは果たして、聞き漏らした声がほかにもあるのではないかと、常に歴史を見つめ続ける態度であると考えます。私はこれからも謙虚に歴史の声に耳を傾けながら、未来の知恵を学んでいく。そうした姿勢を持ち続けていきたいと考えています。私からは以上であります。
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2015年01月21日

イベントのお知らせ

「保育園を考える親の会」という団体が主催するイベントです。
これから保育園の利用される方、利用を考えられている方に
お勧めです。

【新米ママ&パパのためのはじめての保育園】
入園準備、復職準備、両立生活を軌道に乗せる方法など、
先輩たちの体験談を聞いたり、ノウハウや情報を交換したりします。
なんでも遠慮なく質問・相談してください。
認可その他の入園事情などの情報交換もしましょう。

日 時 2015年 2月11日(水祝)午後2時〜4時30分
会 場 東京ウィメンズプラザ 第1会議室
参加費 1世帯500円(会員無料)

お申込み、詳細は下記まで。
http://www.eqg.org/oyanokai/event.html
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2014年10月07日

子ども・子育て支援新制度Q&A

一般区民向けの広報チラシを作成しました。
10月18日〜19日の「板橋区民まつり」に出展します板橋区私立保育園園長会のブースで配布する予定です。

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2014年09月10日

虫よけ対策の追加について

※9月5日(金)に当園の利用者向けに出したお知らせです。

 先週から「デング熱」に関する報道が続いています。重篤化の心配はほとんどないとのことですが、これまで身近には聞かなかった感染症ですので、不安を覚えられている方も多いと思います。

 これまでの当園の虫よけ対策では厚生労働省による規制を重視して、「ディート」という化合物が含まれた忌避剤等の使用を避けてきました。しかし、上記のような感染症の心配に加えて、気候の急激な変化による蚊の大量発生、掻きむしりによるとびひの罹患などが顕著となってきている状況があります。検討の結果、現状では「蚊に刺されないこと」を重視するほうが良いとの考えに至りまして、虫よけ対策に下記を追加することにしました。

○ 以下の条件すべてを満たした場合に限り、「ディート」を含んだ忌避剤等の使用を可とします。

 @ 当該児童の保護者の要望を受けての処置であること。
 A 厚生労働省の規制の範囲を超えないこと。
   ・漫然な使用を避け、蚊が多い戸外での使用等必要な場合のみに使用すること。
   ・6か月未満の乳児には使用しないこと。
   ・6か月以上2歳未満は、1日1回 、2歳以上12歳未満は、1日1〜3回の使用に制限すること。
 B 当該児童が、ディートの使用を不適切とされるような状態ではないこと。
   ・皮膚の状態や既往歴などを踏まえて、当園で判断します。
 C 使用する忌避剤は、ディートの含有率が10%以下のものであること。
 D 使用する忌避剤は、皮膚に塗付するタイプに制限すること。
 E 塗布する際に、首より上、手首より先には付着させないこと。
 F 帰園後には、塗布した部分を拭きとること。
 G 虫よけシール、虫よけリングと併用しないこと。

 なお、上記を受けて使用する忌避剤は当園で準備します。お子さんに使用することを要望される家庭は、連絡帳に「ディートを含んだ忌避剤の使用を希望します」と記載してください。
 最後に、「ディート」の使用解禁について心配される方も多いと思います。上記の諸条件を厳格に守り、その取扱いには十分に注意していきますのでご了解ください。
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2014年09月04日

男子は保育士に向く?

テレビ番組の中のほんの一部で「男子は保育士に向く?」というテーマが取り上げられ、昨夜放送されました。当園の男性保育士らが取材を受けたので少し緊張しながら観たのですが、うまいこと編集していただいていて何よりでした。

当園の真意を端的に言えば、「保育士の向き不向きについて男女による特別な差はない」「男性が育児や家事に自然と携わることが当たり前となるためには、幼少期を過ごす保育園という環境に男性保育士の存在が不可欠」ということでした。

育児=女性の役割という固定観念や異常な性犯罪に起因する偏見が根強く残る社会において、男性保育士の立場はまだまだ弱く、脆く、不安定な状態です。私たちが地道に実績を重ねていくことでしか改善することはできないのですが、メディアに取り上げてもらえたということは励みになりました。

ちなみに、NHK Eテレの「オイコノミア」という番組でした。
9月8日(月)の深夜0時より再放送が予定されていますので、興味のある方はご覧くださいませ。
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2013年07月02日

板橋こどもシアター

 板橋区立保育園では今年度より、「親子遠足」「子ども劇場」が中止、「0歳児布おむつ事業」が有料化となりました。財政状況が厳しい中、増え続ける入所児童に関わる運営費、さらなる待機児童対策費を捻出していかなければならず、東京都との基準とは別に板橋区が独自に設けていた項目が削減されることは残念ながらいたしかたのないことかと思います。

 私立認可保育園の場合は、事業の実施自体がそれぞれの施設の方針に委ねられていますので、「親子遠足」や「布おむつ事業」については前年と変わらず事業を継続している施設が多くあります。しかし、「子ども劇場」は板橋区内の公私立保育園の年長児を対象とした板橋区主催の観劇イベントでしたので、各施設が単独で開催することは困難です。

 ということで、板橋区内の私立認可保育園有志が集まりまして、合同での観劇会を企画することになりました。日程や費用分担などの問題があり、参加予定は50数園中20数園となり、演目も少し縮小されたものとなりますが、10月30日の午後開催することに決定しました。

 大きな会場でプロフェッショナルの演目を観るということが子どもたちにとって貴重な体験となるとともに、同年齢のたくさんの子どもたちが一堂に会する機会が就学に向けて社会観を広げることになります。企画、準備、そして開催と、これから大変な作業が待ち受けていますが、子どもたちのワクワクした歓声と笑顔のために、私立認可保育園の横のつながりを駆使して取り組んでいきたいと思います。
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2012年10月18日

平成25年度版「保育園入園のしおり」

本日より配布開始となりました。
認可保育所の申込み手続きについては、下記のほか板橋区所管課のサイト(http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_kurashi/007/007174.html)を参照ください。


《第1次受付について》
期 間   平成24年11月1日(木)〜平成24年12月25日(火)
時 間   8時30分〜17時(土・日・祝日を除く)
場 所   区役所(保育サービス課4階10番窓口)、志村福祉事務所、赤塚福祉事務所
      ※平成25年4月入所は、認可保育所での園代行による申込みは行いません。

《土曜・日曜受付について》
期 間   平成24年11月17日(土)・11月18日(日)・12月15日(土)・12月16日(日)
時 間   9時〜17時
場 所   区役所6階601会議室

《夜間受付について》

期 間   平成24年11月6日・11月13日・11月20日・11月27日・12月4日・12月11日・12月18日・12月25日(毎週火曜日)
時 間   17時〜19時
場 所   区役所(保育サービス課4階10番窓口)

《申込書配布場所》
区役所(保育サービス課4階10番窓口)、志村福祉事務所、赤塚福祉事務所、各認可保育所、各区民事務所(下赤塚区民事務所を除く)

《 第1次入所内定発表日》
平成25年2月18日(月)



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2012年09月10日

誉めて伸ばす

 育児雑誌などで「誉めて伸ばす」という言葉を頻繁に目にします。子どもの自己肯定感を育むことでモチベーションが高まったり、期待されていること、そして期待に応えることに喜びを感じることで向上心が助長されたりするということで、素晴らしい育児方法としての地位を確実なものにしているようです。

 しかし、気をつけなければいけないことがあります。たとえば試験で80点をとったとき、「頭がいいね」と褒めることと、「勉強をよく頑張ったね」と褒めることでは大きく違って、前者は「成果・能力」が、後者は「過程・努力」が誉められた対象になります。成果・能力を誉められるとそれらを否定されることを極端に嫌がるようになり、上のレベルに挑戦することを怖がったり、また、ちょっとしたズルや他者を卑下することで優位を保とうとしたりと、成果・能力の保持に拘ります。過程・努力を誉められると、さらに努力を続けようと思います。そこから能力の向上や新しいことに積極的に取り組む姿勢につながっていきます。

 努力を誉められて育った人は、努力を「報われたかどうか」で評価せず、たとえ失敗をしても努力を重ねられます。シビアな話ですが、報われない努力など別に珍しいものではありません。問題は、その時に自分を認めて、他人を信頼して前に進めるかどうかなのですから、子どもを誉めるときは成果・能力ではなく過程・努力を誉めるようにすると良いと思います。
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2012年09月03日

緊急時における連絡手段について

 大規模な震災などでは、様々な原因により保育園と家庭との連絡がとれなくなり、児童や家族の安否確認や確実な引き渡しなどに支障を及ぼすことが想定されます。
 当園では、そのリスクを軽減し、児童の安全確保を最優先に遂行するため、複数の連絡手段を準備しています。以下の事項を念頭に、いざという時に利用できるように家庭でも確認してください。

@ 固定電話
東日本大震災の際、固定電話の利用が集中してつながりにくくなる状況がありました。当園は定員70名ですので、児童の両親と祖父母は単純計算で計400名以上になり、安否確認などに固定電話を利用されますと、救急要請や行政機関との連携などの業務上必要な連絡に固定電話を使用できなくなってしまいます。
よって、A〜Cの連絡手段による確認を優先し、どうしても必要となる場合のみ固定電話を使用するようにしてください。なお、当園の固定電話回線は2種類あります。
  ※ 03-5918-9868(通常回線) 03-5918-9867(FAX併用回線)

A 携帯電話・スマートフォン(メール)
 日常より当園では携帯電話メールによる「メール配信サービス」を使用しています。利用者への一斉連絡について最も有効な手段と考えていますので、未登録の方やメールアドレスを変更した方には登録手続きをお勧めします。
  ※ waka@wbi.jp に空メールを送信(ドメイン拒否設定を外してください)

B 携帯電話・スマートフォン(インターネット)
 携帯電話は固定電話以上につながりにくくなります。東日本大震災の際、東北等では基地局が壊滅したりしてまったく使用できませんでしたが、都内ではインターネットの利用は比較的容易にできました。
 当園では、緊急時においてインターネットを利用した複数の連絡手段を使用します。なお、当園のウェブサイトは更新作業が複雑であるため、緊急時には使用しません。
  ※ Twitter(ツイッタ―):園長☆わかたけかなえ保育園@wakatakekanae
  ※ ブログ:http://kanae.sblo.jp/

C 災害伝言ダイヤル
 災害時には最も信頼性の高い連絡手段です。利用方法は裏面を参照ください。

D 掲示物
 当園は、建物の構造や設備から、近隣住民の緊急一時避難所として利用されることも想定しています。大規模震災のケースでは園外の方が危険度が高くなると想定しており、基本的には園内待機となりますが、当園や近隣で火災が起こったり、待機期間が2日を経過しても家族の安否がわからないなどのケースでは公的避難所へと移動します。
 その際は、A〜Cの連絡手段を用いるほか、玄関等に移動者や移動先、連絡先などの詳細を掲示するようにします。
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2012年08月25日

「噛みつき」について

昨日、当園の0歳児クラス(茜)向けに「噛みつきについて」というお便りを発行しました。以下、転載します。


 最近、茜の保育室では子ども同士の「噛みつき」が見られます。たとえば、遊んでいるおもちゃの取り合いになって友達を噛んだり、お気に入りの絵本を持っていってしまった友達を追いかけて噛んだり、また、お友達が近づくだけで噛んだりすることもあります。

 「噛みつき」は自我が芽生え始める1〜2歳児頃によく見られる行為ですが、おおよそ下記のようなことに起因すると考えられています。

 1 要求などを言葉で表せずに、行為が先行する
  ・友達が持っている物が欲しいとき
  ・相手の存在に怖れを感じるとき
  ・拒否されたとき

 2 ストレスがたまっている
  ・戸外で遊べないことが続いているとき
  ・大人に怒られてばかりいるとき
  ・大人に甘えられないことが多々あるとき
  ・要求をくみ取ってもらえないことが多々あるとき

 3 体調がすぐれない
  ・病気のあとなど体力が低下しているとき
  ・週末などで疲れがでているとき
  ・生活リズムが乱れ、寝不足や便秘などがあるとき
  ・皮膚などで感じる生理的不快感が大きいとき

 4 その他
  ・過去に友達からされた嫌なことを急に思い出したとき
  ・目の前の動く物や近づいてくる物に本能で反応するとき
  ・噛むという行為を、遊びやスキンシップのひとつと思い込んでいるとき
  ・友達が泣いている姿を見るのを楽しいと思っているとき

 噛まれた子は当然痛みを感じ、大きな声で泣くこともあれば、報復や防衛の手段として噛み返すこともあります。我が子についた噛痕を見れば親は心が痛みますし、噛んだ子の親もまた心苦しさを感じますので、「噛みつき」を良しとする理由はありません。

 しかし、「とにかく噛むことはいけないこと」と頭ごなしに怒ったり、噛みつこうとするところを止めたりするだけでは、その子どもの要求を理解することができず、より大きなストレスを感じさせてしまい、その結果「噛みつき」がエスカレートすることもあります。

 私たち保育者は、まずは噛みつこうとするところを止めるように努めながら、子どもの気持ちを理解して、代弁することを心掛けています。「噛みつく」という行為をしなくても大人は自分のことを理解してくれたという心の安定を得ることで、他者への共感が生まれ他者とのかかわり方を学んでいくように働きかけています。また、不意のことで止められなかったりするときは、噛まれた子どもの気持ちを代弁しながら、友達や保育者と一緒に遊ぶことの方が噛みつくことよりも楽しいということを覚えるように働きかけています。

 茜では現在、10人の子どもたちを4〜5人の保育者で見ています。噛みつきが目立つ子どもには、行為は止めて、心は受け止めることができるように、その場の保育者同士で連携しています。これからも、茜の子どもたちの成長を家族と共に見守っていきます。
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2012年08月11日

サッカーに学ぶ

 昨夜というか今朝の「男子サッカー3位決定戦」は、2-0で韓国が日本を下して銅メダルに輝きました。韓国チームは、因縁の日韓戦という舞台に加え、兵役免除や報奨金などでモチベーションが異常に高まっていたという話で、前半には目に余るラフプレーもいくつか見られましたが、全体的には、スペースを消すチャージの鋭い守備と、少ないチャンスを確実にモノにするカウンター攻撃が素晴らしく、はっきり言って日本チームは手も足も出ませんでした。

 ミスが重なったのは、まず韓国の1点目のシーン。DF吉田がヘディングを後ろに逸らし、それを拾った韓国選手が単独突破を試みます。立ちはだかったDF鈴木は時間を遅らせてカバーリングを待とうと距離をとった守備をしますが、カバーリングに来たMF山口がDF鈴木をブロックして韓国選手の進行方向を空けてしまうポジションどりをして、あっさり決められてしまいました。吉田のミスは鈴木・山口でカバーができたはずでしたが、カバー役までミスをしてしまうと防ぎようがなくなってしまいます。

 スポーツに限らず、普段の仕事や生活においても、人間である以上ミスは必ず起こります。もちろんミスを起こす頻度を少なくする努力や工夫は必要ですが、危機管理の観点では「ミスが起こった時にどうするか」ということを常に考えておかなければなりません。保育園という場所における重大事故の事例を考察しますと、ほとんどの事例が複数のヒューマンエラーが重なった結果であることがわかります。反対に言えば、その重なったヒューマンエラーのうちの一つでも防ぐことができていれば重大事故にはつながらなかったという事例がほとんどです。

 サッカーの話に戻りますが、日本チームは前線からの積極的な守備とFW永井のスピードを活かした攻撃のパターンで準決勝までコマを進めました。しかし、準決勝では、前線からの守備は過密日程による疲労から機能せず、メキシコチームのスペースを与えない守備陣形によって永井のスピードを活かすこともできませんでした。私個人としては、準決勝の前半の時点でパターンを変えるべきと思いましたが、日本チームは後半はおろか3位決定戦までも同じ戦略で臨み、そして散りました。

 それまでうまくいっていた方法が、環境などの変化によってまったく機能しなくなるということも、普段の仕事や生活においてたびたびあることです。それまではうまくいっていた保育手法も、対象となる児童や家庭の傾向や、時代の流れなどによってうまくはいかなくなることも多々あります。しかし「これまでうまくやってきた=私たちの保育手法が正しい」と思い込んでしまっているケースも多々あって、「うまくいかないのは変化する家庭や社会のせいだ!」と真顔で論じる保育者もけっこう見かけます。

 「状況に応じて手法を変える」ということと「以前の手法を否定する」ということはまったく異なることなのですが、変化を嫌う人の多くはそれらを混同しがちです。特に以前の手法に対する評価が高かったり、通用した期間が長かったり、その手法にたどり着くまでのプロセスが多難だったりしますと、プライドやメモリーが変化を無意識に拒んでしまいます。近年の保育手法は、だいぶ科学的・論理的に構築されることが多くなり、「子どもはかわいい」「子どもがかわいそう」といったような感情だけで物事が進むようなことは少なくなりましたが、それでも変化を拒むケースはあちらこちらで耳にします。

 オリンピックももうすぐ終わりを迎えます。サッカーの日本戦は男女ともに全試合生中継観戦をしたので睡眠不足が続きましたが、幸か不幸か、野球・ソフトボールが種目から外れているので何とか健康を維持することができました。頭が多少ぼやぼやしているのか、スポーツと保育実践をこじつけた記事になりましたが、こんな観戦のしかたもあったということでご容赦くださいませ。
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2012年04月12日

原発再稼働の問題

 福島第一原子力発電所の事故から1年と1ヶ月が経過しました。未だ事故原因すら判明していない状況なのですが、大飯原子力発電所の再稼働へ向けた手続きが着々と進んでいます。総理大臣を含めた4大臣が政治責任をとると言ったところで何の担保にもならないのですが、昨日の党首討論ではまったく触れられませんでしたので、国会では暗黙の了解事項となっているのかも知れません。

 私個人としましては、原子力発電をまったく止めてしまうことには反対です。「危ないから止める」というのは完全な思考停止であり、これまでの人間社会の中で後世のことを想い危ない橋を渡ってきた先人たちに対する非礼でもあるように思います。また、「原子力発電がなくても必要な電力は賄える」という見解を鵜呑みにするとしましても、それはあくまでも日本国内に限った話でして、新興国・発展途上国と呼ばれる国々でこれから莫大な電力を必要とする人々のことまで考えていない「個人主義」の典型であると思います。

 話の規模はおそろしく狭くなりますが、子どもたちの身体的健康を脅かすような「危ないこと」は、保育園生活上でも数えきれないほどあります。人間は、火や水、刃物はもちろん、ひも1本、ビー玉1個でも死ぬことがあります。100%安全なものなどないのですから、被害の可能性を指摘するだけでは何もできません。危ないことをいかにして安全に行うかを考え、準備をし、目を光らせ、誘導し、子どもたちにも繰り返し伝え、時には厳しく教えながら行っていくことが大切です。「危ないけど楽しいからやる」ではバカ丸出しですが、大して考えもせず「とにかく危ないから止める」では、子どもたちの「心の健康」を含めた健全な発達を保障することはできません。

 しかし、現状での「原発再稼働」には反対です。早期の原発再稼働が実現できなければ日本経済はおそらく瀕死に近い状態になり、その結果として過労死や自殺も急増することを考えると消極的にならざるを得ないものの、安全対策がとられていない危険には反対するしかありません。ストレステストがどうとか言われていますが、福島の事故原因がわかっていないのですから安全対策がとれているかどうかなど判断できるはずもありません。さらには「安全対策の計画ができていればよい」というのですから、暴挙というほかないでしょう。「保安院全員アホ」が回文になっているという笑えないジョークもありますが、定められた手順すら踏めないような政府では話になりません。

※おまけ

(文部科学省発行の副読本)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/23/10/1309089.htm

(福島大学放射線副読本研究会発行の副読本)
https://www.ad.ipc.fukushima-u.ac.jp/~a067/FGF/FukushimaUniv_RadiationText_PDF.pdf

 全部読みましたが、どちらも「結論ありき」です。どちらも嘘は書いていないと思いますが、結論に都合の悪いデータや見解は記載されていませんし、前者には「モラル」が、後者には「論理」が欠けているように思います。どちらも発行元の価値観を列記しているだけで、一般的な「教材」としては使えないように思います。
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2012年02月01日

ほめて育てる

今月の園だよりに掲載したコラムを転載します。


育児に役立つ!? ≪豆メモ≫   vol.8

やってみせ、言って聞かせて、させてみて、 ほめてやらねば、人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。

 旧日本海軍司令長官であった山本五十六の言葉で、部下を教育する上司の心得として有名ですが、近年では子育てや家族関係にも通じるものがあるとして育児雑誌などでも取り上げられています。
 
 ただ、「ほめることが大事」ということは頭ではわかっているけれども、ほめることが苦手という方もけっこういます。日本人は、良くも悪くも面と向かって自分の気持ちを表現することが不得手であるということもあるのでしょうが、育児に関して言いますと親が子どもをほめることができない理由はおおよそ次の通りです。

 ・他人の子どもの方が「良い子」「できる子」に見える
 ・「それぐらいのことはできて当たり前」と思う
 ・「子どもは甘やかすと図に乗る」と思う
 ・この程度でほめてしまうと「甘い親」であると思われてしまう

 子どもをほめることが苦手な親の大半は「自分なりに頑張っているけれども他者からほめられることがほとんどない」という人で、「ほめられる」ということに特別な感情を抱いているようです。何かの成績が良かったり、いつもとは違ったことをやって上手くいったり、非日常の行為が「ほめられる」の対象であると認識しているようです。

 しかし、子どもの日常は大人が考えているほど「当たり前」ではなくて、日によってすぐできたり全然できなかったり、しっかり覚えていたりすっかり忘れていたり・・・いつも通りに見えることであっても子どもたちにとっては毎日が特別な進歩ですから、「ほめる」の対象となる行為は探すまでもなくたくさんあります。

 「お着替えできたね」「全部食べられたね」「お友達と遊べたね」「よく眠れたね」「あいさつできたね」など、「子どもをほめる」ということは何も特別なことではありません。できたことを「できたね」とそのまま言葉にするだけで子どもは「ほめられた」と思います。見たままの姿を認めて、受け入れて、待って、見守ることが「子どもをほめる」という行為です。

 また大人同士の関係においても、日常の些細なことをほめたり、感謝を口にしたりすることは、コミュニケーションの基本です。私自身は「ありがとう」「助かるよ」「できたね〜」「頼むよ」の4つの言葉を、家族や職員など身近な人ほど意識して使うように心掛けています。(自然にできるようになるといいのですが・・・)
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2011年12月05日

SIDSとうつぶせ寝

先月、神奈川県横浜市と東京都中央区の保育施設にて、睡眠中の乳児が亡くなる事故がありました。詳しい原因はわかっていませんが、おそらくSIDS(乳児突然死症候群 シッズ)と呼ばれる死亡だろうと言われています。一部では認可外施設を断罪する論調も見られますが、認可保育所での事例も多くありますし、日本では年間100人以上の子どもたちがSIDSにより亡くなっています。

横浜市の事例では入眠後1時間も放置されていたということですので、窒息死の疑いもあれば、蘇生の機会も逸していたという責めは免れないと思いますが、残念ながらSIDSはどこでも誰にでも起こり得る原因不明の病気です。

SIDSの発生頻度は、おおよそ下記の通りとなっています。
・2000人に1人
・0歳児:88% 1歳児:8.3% 2歳児:3.7%
・男児55%、女児45%
・第一子<第二子<第三子
・あおむけ寝<うつぶせ寝(3倍)
・母乳栄養<非母乳栄養(5倍)
・両親の非喫煙<喫煙(5倍)
・冬期(12月〜3月):47.8%

この中では特に「うつぶせ寝」が問題視されることが多く、SIDS予防として「うつぶせ寝は厳禁」とする保育施設は多くあります。乳児の場合は寝返りがうてず、内臓器に熱がこもりやすいということが発生率の増加につながっているのではないかと言われています。

一方、脊椎動物は寝るときの姿勢はうつぶせ寝が基本でして、脊椎もそうですが、呼吸器官や消化器官にも負担が少なく、最も眠りやすい姿勢です。関節に障碍や固さが見られたり、過呼吸、寝ぐずりなどがある場合にはうつぶせ寝が推奨されているケースもあります。

当園では就寝中に児童を放置することもありませんし、15分毎に呼吸・発汗・顔色・反応などを確認しています。家庭ですと親も一緒に寝ていたり、家事などをしていたりしますのでほとんど無理な話ですが、この確認作業がきちんとできていれば、うつぶせ寝のメリットを否定する要素はほとんどありません。

もちろんタオル類など呼吸を妨げるようなものは近くに置きませんし、上掛けも顔を塞いだり、熱をこもらせたりしないようにしています。また、万が一の際に備え、保育園では心肺蘇生や救急対応について技術や知識の習得にも努めています。そうしたSIDS対策を行った上で、当園では寝返りができるようになった児童がうつぶせになったとしても、無理に仰向けにすることはしていません。安全も大事ですが、児童が安心して眠ることも大事ですので、どちらも蔑ろにすることないようにしていきたいと思います。
posted by 園長 at 14:06| Comment(0) | TrackBack(0) | うんちく

2011年11月16日

第三者評価

「福祉サービス第三者評価制度」というものがあります。保育所に限らず、高齢者施設や障碍者施設でも受審するもので、「事業の透明性の確保のための情報提供」及び「事業者のサービスの質の向上に向けた取り組みの支援」を目的としています。

第三者評価では「利用者調査」と「事業評価」を実施します。利用者調査は施設利用者に対するアンケート調査が、事業評価は事業者・職員に対するアンケート調査及び評価機関による実地調査が行われます。

当園も初年度から受審します。今週月曜日に利用者調査票と職員自己評価票を配布しておりまして、それぞれ記入をいただいている次第です。正確な評価のためには回収率が大きな要素となりますので、ぜひぜひご協力をいただきたいと思います。

当園における第三者評価の特徴といたしまして「公表の手法」が挙げられます。一般的には、「とうきょう福祉ナビゲーション」(http://fukunavi.or.jp)というサイトにて、評価機関がまとめた結果が公表されるのですが、当園は利用者の皆様からいただいた自由意見や要望・疑問などについても、当園のウェブサイトにて詳細に公表いたします。その際には、要望や疑問に対する保育園側の回答や説明も合わせて掲載しようと考えています。

これはわかたけ第二保育園でも採用していた公表方法ですが、現在の利用者はもちろん、これから保育所を利用されようとしている方々にとって、当園の保育や運営を知るための重要なツールとなりますので、たとえ当園にとって都合の悪いような記載があったとしても、包み隠さず公表いたします。利用者調査の結果は、残念ながら来年4月の入所申込みの一次締切りには間に合いませんが、年明け1月中には公表できるのではないかと思います。

どのような結果が得られるのかドキドキもするのですが、自分たちが成長できるチャンスをもらえるのだというワクワク感の方が強いです。もちろん良い評価が得られれば嬉しいのですが、厳しい意見や要望なども私たちにとっては大きな糧となります。(苦情ばかりだと凹むかも知れませんが…)

なお、事業評価の結果公表は来年3月になる予定です。初年度ということで至らない点も多々あると自覚しておりますが、このような制度を存分に活用して、今後の向上につなげていきたいと思います。
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2011年09月16日

保育園見学

6月中旬から、認可保育所への入園を検討されている方々が続々と見学にいらっしゃっています。見学対応はもちろん私の仕事なのですが、特に先週から来週にかけてはほとんど毎日どなたかをご案内しておりまして、「営業マン」さながらの業務となっています。

昨年度まで在籍しておりましたわかたけ第二保育園は、板橋区の北端に位置している上に交通も不便で、また延長保育も行っていなかったこともあって、いわゆる「見た目」では不人気保育園でした。かなり遠くから通園されていても転園される方は多くなかったことから、入園された方には「見た目」ではわからない良さを実感していただけるものと自負はしておりましたが、見学に訪れる方のほとんどは「4月入所の第1次選考に漏れたので仕方なく」という方でした。そのため見学対応のピークは毎年2月でして、この時期に見学者が多く訪れるというのは初めての体験です。

見学者応対にあたりまして、私は次のようなことを心がけています。

・自分の態度や言動がそのまま当園の印象となるということを自覚する。
・当園に入所するしないに関わらず、見学に訪れる方も利用者であって赤の他人ではない。
・入園前面談ではないので、見学者の情報についてあれこれ詮索しない。
・家庭の育児観や諸事情にあった保育園に通って欲しいので、無理やり当園を売り込んだり、囲い込んだりするようなことはしない。
・見学者が見たい、聞きたいと思われていることに重点を置き、当園の見せたい、聞かせたいに執着しない。
・リーフレットやウェブサイトでわかる「見た目」ではなく、当園の持つ特徴の裏にある「理由」や「意図」を言葉で伝えられるようにする。
・保育園制度や入所手続き、また関係機関やサービスなどについても、利用者任せ、区役所任せにしないように、日々勉強しておく。
・見学者の都合に即しながら、60分程度の見学時間を予定しつつ、質疑等に応じられるように最低90分は確保しておく。


保育者としましては、「保育園」という場所を必要としている家庭がどこの保育園であっても快く通園することができるということが理念です。当園でなければならないとか、当園が最も良いとか、そういう次元の話ではないと思います。私も経営者の端くれですので収入に直結する「定員確保」は至上命題ですが、「待機児童」の上に胡坐をかくことも可能な現状では、何となく過ごしてしまうと「施設上位」「利用者軽視」につながりかねません。

当園に限らず、「保育園」という場所に対して抱かれている不安を少しでも解消し、できれば期待や希望を持っていただけるような、そんな見学応対ができるように努力したいと思います。
posted by 園長 at 11:55| Comment(0) | TrackBack(0) | うんちく